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【さいこう】有川浩(有川ひろ)先生について

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・「久しぶりに小説が読みたいけど、何を読んでいいかわからない」

・「小説っておもしろいかどうかイメージがわきにくい」

・「日常を忘れて何かに没入したい」

今回はそんな、不本意にも活字ばなれになっているあなたに届けたい。

『図書館戦争』などの作品で有名な、有川浩(有川ひろ)先生の世界を私なりにおつたえします。

【いうなれば】どうしようもなく「男」である人間の心模様

ラブコメのイメージがつよく、女性に人気な有川ひろ先生の作品。

意外に男性も十分楽しめる作品が多いんです。

小説の歴史

小説の語源は中国史の元の時代まで遡ります。元々「小説」という言葉は「とるに足らないお話」などを意味する言葉でした。これを明治に活躍した坪内逍遥が、『小説神髄』という著作の中で英語のnovelの日本語訳に「小説」を当てはめたのが、言葉の由来だと言われています。実際にはその以前から、中国ではnovelに対する訳語として「小説」という言葉を当てはめていましたが、坪内逍遥がこの語の用法をより詳しく定義した形になります。

引用:小説はどこから生まれたの?小説の定義と歴史、その特色を詳しく解説

小説は中国の歴史から始まったんですね。

一見必要のない話といったような表現が、小説の謙遜さやしたたかさを感じさせます。

こうした原点があることで、今日まで小説の魅力は輝き続けていると思います。

『キャロリング』

最初にご紹介するのは『キャロリング』です。

物語の時期はクリスマス。

様々な人生の危機にひんしている人々が出てきます。

倒産寸前の会社につとめる主人公や離婚危機にある男、そしてその息子など男性目線でえがかれる内容も多い作品です。

私はこの作品を通じて、

・男の不器用さ

・父親も一人の人間

・息子も幼いながら表裏の感情を使いわける

ことをしりました。

男でありながら、男心を分かっているようで分かっていなかったんです。

そして男らしさや女らしさをこえた人間らしさを描き写しだす、有川ひろ先生の表現のすばらしさを感じる1作です。

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『塩の街』

続いてご紹介するのは『塩の街』です。

これは特殊な塩害で荒廃してしまった世界における、ぶっきらぼうな男と少女の物語です。

少女の描写ももちろん数多くありますが、男性の描写もたくさんでてきます。

あらゆる状況においてどこまでも男である人物と少女の、年齢差や性別の壁をこえようとする感情のやりとりが主軸です。

そこには自分自身と向きあうことと相手と向きあうこと、そしてどうにもならない世界と向きあうことへの葛藤が描かれています。

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『図書館戦争』

作品名を聞いてしっている人は多いのではないでしょうか。

『図書館戦争』です。

この物語は、本を読むことや表現することに規制がかかった世界が舞台です。

わたしはこの作品を最初にアニメでしりました。

有名なのは実写映画のほうですね。

物語の主軸にいるのは女性ですが、性格がとても男まさりです。

そしてどこまでも仕事人間な男性もでてきます。

男女問わず登場人物に自分を投影しやすいような作品です。


『フリーター、家を買う。』

続いてご紹介するのは『フリーター、家を買う。』です。

ドラマ化もしたいわずとしれた名作ですが、私はドラマのほうは見たことがありませんでした。

ドラマを見ずに小説を読んだ感想としては、男は女に支えられすぎるとこうも大切なことを見過ごしながら奔放に生きてしまうのかということでした。

加えてかげながら支えることや見守ることと、相手に気を配りすぎて結果的に問題をだまっておくことの塩梅のむずかしさも感じました。

しかしその先には本人や第3者の再起や奮闘、再生が生まれることにも気づきました。

成長の先に自立して「輝く未来を待っている自分」から「輝く未来をつかみ取りにいく自分」へ進んでいくことの大切さを学びました。

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『ストーリー・セラー』

最後にご紹介するのは『ストーリー・セラー』です。

この作品は、ほかの作品にない有川ひろ先生の魅力を感じとることができる1作です。

男らしさを推している作品ではないのですが、有川ひろ先生の新たな才覚がみられる1作となっているので挙げさせてもらいました。

この作品については他の作品を読んでから読むことをおすすめします。

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