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※またネタバレほどの内容開示はないですが、一部の内容公開を含みます
※本作は重たいテーマを扱ったシーンが随所にあるため、本編を観る前に、予告編の確認などをおすすめします

2024年に公開された映画です。
主演は杉咲花さん、主要人物として志尊淳さんが出演されています。
※本ページの情報は2025年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
目次
ヤングケアラー

「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものことです。
あまり身近には聞かないのですが、ヤングケアラーというのは現代社会の大きな問題となっています。
この映画は現代における、様々な社会問題にふれた作品です。
絶望は終わりなんかじゃない

杉咲花さん演じる貴瑚は、様々な問題に立ちはだかりながら生きています。
私たちは、壁が立ちはだかったからこそ、誰かに愛情を注ぐことができます。
いろんな体験から、人生における知識を得て、新たに出発することができます。
落ち込んでこそ

これは私の経験から言うことですが、落ち込んでこそ、逆境が立ちはだかってこそ、不思議と、人とのつながりが良くなっていきます。
シリアスと享楽の狭間で

日本人は、島国特有なのか、歴史的背景からなのか、
それらを含めた様々な要因からでしょう、真面目に働く人が多い国です。
とにかく仕事の時は真剣で、仕事モードに入っています。
みんな常に真剣でそれだけで終わるというのは、
大変なことですし、ストレスも溜まります。
心のはけ口として、単なるストレス発散として、享楽に興じる人は多いと思いますし、
それで経済も回ります。
享楽とまではいかなくとも、お酒や美味しい食事などの嗜好品、
身近な楽しみというのは味わおうと思えばいくらでも味わえます。
私は特に最近思います。
楽しいばかりでも、真剣ばかりでもいけないなと。
どちらかに天秤が傾いて過ごしている日々の先には、必ず失敗や挫折が待っています。
失敗は成功のもとなので良いんですが、
とにかく、自分にも相手にも迷惑をかけることが起こると。
それは、少なくとも私は望ましく思いません。
何事もバランスが大事ってことですね♪
52ヘルツなのは

あくまで私的な考えですが、クジラに例えたら52ヘルツの鳴き声だっていう人は、珍しくないと思うんです。
要するに、常識のど真ん中をいつも突っ走られている人の方が、珍しい存在だと、人口比率的に少ないんじゃないかと、思うんです。
みんな、どこか鳴き声がずれていたり、他の面に大きな違いがあったりというのは、
生まれた時から共通してあると思うんです。
みんな生まれながらにどこか違って当たり前ということです。
だからこの映画を観て、「自分も52ヘルツだもんな~」なんてネガティブに思わず、
生きている今日に感謝できる自分を目指すと良いと思うんです。
決して押し付けるつもりはないですよ♪
杉咲花さんという主軸

私は杉咲花さんという女優さんの人気ぶりは知っていましたが、演技については無頓着でした。
正直泣けました。
これほどまでに、画面を通して感情が伝わってくる女優さんって、貴重だと思います。
他にも杉咲花さんの出演作品を観たいと、純粋に思えました。
物語の方が、現実の問題を物語っている

エンタメに昇華された作品は、人々の心に刺さり、世の中を動かします。
{社会現象を巻き起こす}なんて言葉はよく耳にしたもので、架空の物語が現実を動かすことはよくあります。
それだけ、現実を強調してできたエンタメは、人々の心を突き動かします。
私だって何ヘルツか分からないよ

正直私だって、何ヘルツか分かりません。
人と正しくコミュニケーションが取れているかなんて。
ど真ん中で分かってると言い切れる人がいたなら、ぜひ話を聞いてみたいものです。
みんなそんなものじゃないんですかね。
もし正しさというものが確実にいつもその瞬間にあって、みんなが正しさを享受して、共有し合えていたなら、
今作品に掲げられている問題などは起こらないと思うんです。
あなたがもしどこか浮足立っていたり、沈みすぎている日常を過ごしているとしたら、
この映画を何も考えずに観て、何も考えずに泣いて、
いつも通り食べて寝て、
新たな気持ちで社会と向き合っていきましょう。
そうなることを、あなたが元気であることを、心から願っています。
※本ページの情報は2025年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。