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【映画】『ウィキッド ふたりの魔女』の感想

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※またネタバレほどの内容開示はないですが、ごく一部の内容公開を含みます

魔女の歴史

ここでは、主に近代までの西洋魔法の歴史を記述していく。 古代世界での魔法は、主に自然哲学や宗教的営みの中に見出すことができる。 自然哲学の、世界を構成する基本要素/基本法則を見つけ出そうとする試みは多くの成果をもたらし、特に古代ギリシャで提唱された 四元素説 は各時代で修正されながら現代に受け継がれている (西洋五元素)。 古代ローマやアルビオンには数多くの魔法使い伝説が残っている。

引用:魔法の歴史 - Vicipaedia - 理外学 - atwiki(アットウィキ)

魔法使いを取り扱った作品はとても多いですが、二人の女性が主役という作品は珍しいですね。

魔法が哲学や宗教につながっていたとは驚きです。

どんな分野でも元をたどっていけば、ある他の分野とつながっているものですね。

だから歴史をたどることはワクワクするのだと思います。

内容が分かりやすい。入りやすい。

内容は分かりやすいです。

とても入りこみやすい世界観となっています。

かといってシンプル過ぎるわけではなく、ピンクとグリーンを基調とした、

独自性のあるきらびやかな世界観に仕上がっています。

ディズニーのような要素も持ち合わせています。

そのピンク・グリーン色版といったところでしょうか。

ジェンダーレスへの示唆

作中の演出が示す意図の一つとして、ジェンダーレスの思想を提唱する部分があると思います。

それは一般的なジェンダーレスの意味合いを拡大し、どの人類も持っていない肌の色や、言葉を話す動物たちとして表現されています。

本当に一般的な意味でのジェンダーレスを示唆するような登場人物も見受けられます。

これぞ ザ・ミュージカル

主人公2人の歌声は素晴らしいものがあります。

歌のシーンも素晴らしい仕上がりです。

かといって物語を通して終始歌ばかりが続くわけではなく、程よい頻度で歌っています♪

歌の素晴らしさのみではなく、ちゃんと映画してる訳です♪

友としてつながった瞬間

主人公2人―彼女たちは最初は分かりあえませんでした。

やはり最初の印象は大事だと思います。

そうした中でも彼女らはお互いをどこか必要としていたのでしょう。

分かり合える瞬間があります。

私も何人か親友と呼べる友達がいます。

その親友それぞれで、どこかで分かりあえた瞬間があると思うんです。

思い出したいけど思い出せないな~

そういう瞬間ってとても貴重でかけがえのない瞬間だと思うんです。

自分では忘れていても、生きてきた中で価値のある瞬間がいくつも私たちの中にはあります。

希望に満ちている

エルファバは生まれた瞬間から恵まれてはいませんでした。

そんな中でも希望は心のどこかで生き続けます。

生きている中で困難やトラブルはつきものですが、乗り越えて成長するためにそれらは存在すると思うんです。

私たちは幸せになるために生まれてきました。

みんなで人生を乗り越え続けましょう。

みんなで幸せになりましょう。

独特のしぐさ

主人公の一人であるガリンダ。

彼女が良い仕事してます。

決してお高くとまった美人なだけの役ではないんです。

とてもコミカルな演技が随所にあり、その姿はエルファバを彩る花束のような役割を担っています。

エメラルドシティが楽しい

エメラルドシティ、楽しいです。

住み慣れた場所で送る日常から、新たな世界に旅立つ時のワクワク感を、観る人たちにも与えてくれます。

自分を貫くこと、共存すること

自分を貫くことは簡単なことではありません。

しかし自分の意見を通さなければ、自分の存在価値が分からなくなってしまうような不安に駆られることもあります。

そしてそんな思想を抱えたままで向き合えば、ぶつかってしまいお互い我が強くなってしまうことも多々あります。

一方で人間は一人では生きていけません。

そこでいかに共存していくかというのが必要です。

自分の意思も相手の意思も尊重する。

尊重し合う。

ここを充実させていくのが、掲げる必要のある目標だと思います。

きらびやかな世界、物事の本質

世界は、少なくとも表面上では、世界のすばらしさを謳います。

一方で誰かの悲しみや怒りはどうしても存在し続けています。

物事の本質を捉え続けながら、前に前にと勇気を出して進んでいきたいものです。

そして悲しみや怒りに捉われていた自分から、

悲しんでいる人や怒りに支配されている人を救いましょう。

そう心がけているだけで、世界の本当のきらびやかさが見えてくるはずです。

弱いままか、価値を見出すか

自分がどう在るかは、もちろん自分が決めることです。

ただ私の経験上、一人で達成することには限界があると思います。

そんなのは最初から分かっていたことと誰しも言えるでしょう。

生きている中で感じるのは、勝手に日々を過ごしていても幸せには程遠いということです。

それを日々の生活を生きてきた中で経験し、実感しています。

大事なのは表面に現わすことです。

表現することです。

思っていることを現実の世界でやることです。

エルファバは勇気を出しました。

ないがしろにされている問題を見出し、解決するために一歩を踏み出しました。

エルファバも一人ではありません。ガリンダがいました。

私たちも誰かと協力し合えば、この世界に価値を見出すことができるのです。

痛みと幸せと

未来を犠牲にすれば、痛みを感じなくすることなんて簡単です。

しかし、痛みをなくすための方法を無意識に自分が選択しているとしたら。

その犠牲の先に幸せがなかったら。

エルファバの苦しみは周りの人には分かりません。

あなたの苦しみはあなたは分かっています。

あなたは周りの人の苦しみが分かっているでしょうか。

難しいことですよね。

私も明らかに周りの人の苦しみが分かることは少ないです。

最近思うのは、自分が痛くないところでいかに痛みを感じるかが大事だということです。

相手の人そのものに自分がなることは無理な話です。

しかしいかに相手の心を想像して、向き合うかが重要だと思います。

少なくともそう意識することが大切だと日々思っています。

その先に幸せがあることを信じながら。

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