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※またネタバレほどの内容開示はないですが、一部の内容公開を含みます

2007年のフランス映画です。
主演はマリオン・コティヤールです。
※本ページの情報は2025年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
シャンソン

一見古い、クラシカルな印象を受ける音楽ですが、他のジャンルにはない唯一無二のメロディーや歌声は、
今も人々の心に響き渡っています。
映画『インセプション』にもエディット・ピアフの音楽が使われていますね♪
フランス語はエレガント

大衆音楽として始まったシャンソンというジャンルですが、
この物語自体も、エディット・ピアフが大衆のただ一人である存在から始まっています。
しかし、フランス語のなせる業(わざ)なのか、物語自体は、冒頭からとても優雅でエレガントな印象を受けます。
不遇の時代

エディット・ピアフはあまりにも有名で、
数々の曲に至ってはさらに有名です。
そんな彼女にも、不遇な時代がありました。
というか、彼女の人生のほとんどを、多くの人は不遇に満ちていたと言うかもしれません。
シャンソンの真髄を観る

シャンソンは大衆的というのはもうお伝えしたことですが、
エディット・ピアフはその大衆的な音楽を、より聴いている人々に親近感が湧くような歌い方で伝えています。
それは決して聴く人に向かって、開けっぴろげに大げさに寄りそっていったり近づいていくものではありません。
実にエレガントで上品な歌声とともに、
シャンソン音楽そのものをそっと、
聴く人の心に授けていくといった様な歌い方です。
あくまで私の感想ではあるんですけどね。
終盤の楽曲提供されるシーンで歌われる『水に流して(映画『インセプション』でも流れた曲)』についても、
楽曲提供している男性が歌うのと、エディット・ピアフが歌うのとでは全く違います。
それは単にプロだからとか映画上の俳優が歌っているから違うということだけではないんです。
俳優さんが歌っている時はまるで単調で不出来な行進曲といったテイストの曲に聞こえる歌が(悪く言うつもりはありませんが)、
エディット・ピアフが歌うと、実に魂の入った名曲として楽曲が昇華されるんです。
こういう所に、彼女のシャンソン音楽における真髄があると感じました。
大切なこと

大切なことを言いそびれていました。
マリオン・コティヤールの演技は、まるでエディット・ピアフそのものです。
といっても私はエディット・ピアフが普通に話している様子などはほとんど見たことがありません。
しかし、マリオン・コティヤールの演技そのものが、他の映画とは本当に一線を画しています。
エディット・ピアフ本人についてそこまで知らなくても、マリオン・コティヤールの演技そのものが、
エディット・ピアフの在り様を、まざまざと感じさせてくれる作品となっています。
記憶と解釈と惰性の狭間で

つまるところ、エディット・ピアフは自分の人生は幸せなものだったのでしょうか?
それはもちろん本人にしか分からないところでしょう。
彼女は47歳でこの世を去っていて、
人生100年時代に生きる私たちにとっては、ただただ儚く短い人生だと捉えてしまうかも知れません。
一方で私たちの人生はどのような感じでしょうか?
それも人それぞれですし、瞬間瞬間で幸福度は違うでしょうし、
というかそんな深く考えてないよという人も多いかと思います。
人生というのはおそらく、何年であっても、過ぎてしまえばあっという間なのでしょう。
どんどん1年が早く感じるとも言いますし。
そんなあっという間の人生を、
良いことも悪いこともある人生を、
あらゆるできごとの多くをネガティブに捉え続けるヒマはありません。
何とか笑顔でもって、ポジティブでもって良いこととして解釈していければ、
心から実際に笑って生きられるばかりの人生にできるかと思います。
決してあからさまに自分を変えるべきという風に言いたいわけではありません。
どうしてもいろんなことがあって、
自ら惰性を生んで、
自らネガティブに身を投じてしまうことは、
誰しもあるかと思います。
そこには避けられない理由が常に存在することも、多くの人が体験することかとも思います。
そんな記憶と解釈と惰性の狭間で私も日々生きています。
この映画を観て感じたことは、
自分の押し出し方、引き方をわきまえて、周囲とつながっていく。
そうした感性を磨いていくのが、私としては課題だと思いました。
とりあえず、
まずはあなたの人生を、あなた自身が讃(たた)えることから始めてはいかがでしょうか。
※本ページの情報は2025年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。