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※またネタバレほどの内容開示はないですが、一部の内容公開を含みます

2021年の映画です。
主演は役所広司さんで、他にも仲野大賀さん、長澤まさみさん、橋爪功さん、安田成美さん、キムラ緑子さんなど、
多くの豪華俳優陣が演じられています。
※本ページの情報は2025年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
勇気と再起

この物語は、役所広司さん演じる元ヤクザの主人公が、
刑務所を出所した後に、人生の再起をかけ奮闘していく作品です。
稀有な人生

「元ヤクザ」とか「刑務所に入っていた」なんて人は、世の中全体から見れば珍しい方の存在だと思います。
だからこそ、そんな人生を歩んでいる人が、どうやって自分のその後の人生を全うしていくのかというストーリーに興味を惹かれます。
どこかコミカル

主人公が元ヤクザで刑務所上がりでーという、一見してとても物騒に感じる物語ですが、
観ていてどこかコミカルなシーンも多様にみられます。
なので、どんなひとでものめり込みやすい作品に仕上がっています。
出る杭

元ヤクザで刑務所上がりの人なんて、世の中の人々からしたら、出る杭以外の何物でもありません。
しかも強烈な杭ー強烈な存在です。
実際に何かしらの被害を出さなかったとしても、周りの人々には少なからず「恐怖」の二文字が頭をよぎるでしょう。
しかし、杭の出方は本当は人それぞれだと思います。
世の中の人の大半は、表立った部分はキチッときれいに収まった杭だったとしても、
よく見ればその杭は少しはみ出ていたり、くぼんでいたり、へこんでいたりするはずです。
それが人の個性というものであると思います。
逆に全く無個性で同じ方向を向いて人生を歩んでいる人ばかりが当たり前だとしたら、その方がこわいです。
この主人公は「元ヤクザ」とか「刑務所上がり」とか「曲がったことが大嫌い」とか、
恐い一方でとても分かりやすい人物です。
一方で世の中で生きる私たちは、もちろん法律にのっとり、目には見えないしがらみや理不尽の中で日々悪戦苦闘しています。
「どう考えてもおかしいだろう」という場面の中でも笑顔で対処することも多いと思います。
とてもうまく立ち回ることが毎日できて、毎日自分も周りの人もご機嫌で関わっていければそれがベストですが、
人間そういう訳にもいきません。
が、なるべく日々温かい心で接し合えたら、とてもすばらしいことですね。
少なくともそれは目指していきたい。
繰り返す

人に迷惑が掛からない程度の事でも、私たちは同じことを繰り返してしまう生き物だと思います。
「この人は毎日見ていて尊敬するな」とか「自分なんてこの人に比べたら」とか思っちゃう存在は、誰しも少なからずいると思います。
しかし、そんな人もまた、同じように他に尊敬したり、その人から見て引け目を感じてしまう存在もいると思うんです。
そんなこんなで、私たちは互いに見えない気持ちを保ちながら、何度でも同じことを繰り返してしまいます。
そういう人間なんです。
芯のところでは、元々同じように人生を歩んでいるとしたら、その根底の気持ちを組み合って、支え合えたら本当にベストですね。
浮かび上がる

人それぞれの思いー「私はこれをこういう風にしたい」とか、「私はこう感じた」とかいうものは、
はたから見れば、後から浮かび上がってくると思うんです。
なかなかこの発想を捉えるというのは、よく分からない人も多いかと思います。
「人にプレゼントを上げたら喜んでくれた」とか「あの時こうしたから、相手を不快にさせてしまった」
などという相手の反応は、現実では思ったより感じ取りにくいはずです。
少なくとも、今までの私の人生ではそうだったと記憶しています。
だいたいの人というのは、いきなりプレゼントをもらおうものならリアクションに戸惑うはずですし、
また、自分の何気ない行動で相手を不快にさせていたとしても、
その行動に対して相手が愛想でもって対処していたならなかなか気づきづらいはずです。
いつも自分の言動を日々振り返るという習慣がなければ、
相手のその後の言動をうかがうという習慣がなければ、
人の本当の気持ちに気づくことはあまりありません。
逆に言うと、
いつも自分の言動を日々振り返り、相手のその後の言動をうかがうという習慣を心がけていれば、
人の本当の気持ちに気づき、心の底から相手と心を通わすことができるはずです。
曲がりくねった人生

前述したとおり、役所広司さん演じる主人公は、自分の人生を貫き通し、真っすぐに生きようとします。
何でも直球で突き進んでいきます。
しかしある意味、世の中はそういう風にはできていないんですね。
人生や世の中に巡っている道すじというのは、とてもいびつで曲がりくねっています。
本当は常識なんて表立ったものでしかなく、
悲観的に感じればとても残念な世界に思うことも多いかと思います。
しかし、楽観的にポジティブに見れば、そんなこの世界はとても多種多様な人が生きることができるすばらしき世界です。
本当は十人十色な様々な価値観を持った人々が、生き生きと生きることができます。
「これをされたら嬉しい」「これをされたら悲しい」
「これができたら嬉しい」「これができなきゃ残念」
なんていう思いや価値観は、ふたを開けてみれば本当に多種多様であると、
生きれば生きるほど感じるところです。
「本当にどうすりゃいいんだ」と思うことも多いかもしれませんが、
そんな世界だからこそ、みんなが生きることができます。
世界ではいろんな問題が日々起こりますが、
そんな世界だからこそ、人々が感情をふんだんに表現しながら生きられる世界であるとも言えるのです。
芯と我

みなさんの多くは、信念をもって生きていると思います。
しかしはたから見れば、我を貫き通しているようにしか見えないことも、はっきり言ってしまえば多いと思います。
なぜかというと、言葉にするってとても難しいと思うんです。
自分の信念を伝えたつもりが、相手から見れば、結果的に我を通されているように捉えられてしまいがちだと思うんです。
結果的にそうなっちゃってる人が多いでしょうから、これは、受け手側が「そうなってしまうもの」だと理解でき、
かつ心に余裕がある状況でないと、なかなかコミュニケーションがうまくいきません。
この点では男性よりも、コミュニケーションが上手な女性がとても有利だと思います。
「男はこうで、女はこう」という男女を区別する表現が避けられる昨今でも、
実際のところでは優劣があるはずです。
そういう意味では、女性、うらやましい。
なんていうこと自体はあまり好まれないでしょうけれど。
葛藤と麻痺

日々のあらゆるできごとに葛藤して向き合っている内は良いと思うんです。
これが、あらゆる世の中の仕組みによって、できごとに向き合わずうまく逃げ回れている状況が一番危ういと思います。
一人で何かに没頭したり興じたりするということは、息抜きとしては良いかもしれませんが、
これが中心になると危うい。最近はそう感じています。
人としての感覚が麻痺してくるんですね。
「お腹が空いた」「疲れた」なんて感情はネガティブですが、
そんなネガティブな感情が一時的に頭をよぎるからこそ、
「やっと食事にありつけた」とか「今日は調子がいいぞ、よし」とかいうポジティブな感覚につながると思います。
いつもお腹いっぱいで、要領よく疲れ知らずなんて一見幸せに思える日常というのは、
うまく続けられてしまえば、いつしか人としての感覚が麻痺してくると思うんです。
これはとてもよろしくない。
人間として感覚が麻痺した状態でいてしまえば、いつしか大きな落とし穴が眼前に立ちはだかっても気づけない時が
くるかも知れません。
人としての本能って大事ですね。
共鳴の証明

ここで大事になってくるのが、やはり人とのつながりです。
いろいろしがらみがあって理不尽もありますが、
なかなかに切っても切れないし切るべきでないのが人間関係です。
これは実感した人にしか分からないですが、とても大切なことです。
はがゆさに愛しさを

どこか歯がゆい日々というのは、
もしかしたら、とても幸せな日々なのかもしれません。
私も、そしてあなたも、
今以上に人と良き繋がりあいができるようになることを、
心から願っています。
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