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※またネタバレほどの内容開示はないですが、ごく一部の内容公開を含みます
「字幕で映画を観るのは苦手だけど、洋画のように壮大かつ深みのある作品が観たい」
「洋画のような邦画が観たい」
「邦画のジャンルなのに邦画じゃないような、かつ意外と観ていない作品が観たい」
3つ中2つの鍵括弧の内容は、ちょっと何言ってるか分からないかもですね(笑)
今回はそんな意外性のある、かといってどんでん返しでもない、面白みや深みや感動にあふれる邦画作品をご紹介します。
目次
2024年の冬は
寒いですね。
邦画が良いとか洋画が良いとか、そういう話ではないんです。
ただ、邦画の綿密な脚本のイメージだったり、洋画のダイナミックなストーリー展開だったり、誰にでも邦画・洋画のイメージってあると思います。
これから紹介させてもらう作品を観て、邦画と洋画の垣根があなたの中で少し取り払われたら幸いだと思う、今日この頃です。
①『T.R.Y(2003年)』
2003年の、日本・中国・韓国の合作映画です。
織田裕二、市原隼人、黒木瞳、渡辺謙、松重豊など豪華俳優陣が出演しています。
織田裕二は『踊る大捜査線』のイメージが強いかと思いますが、映画でかつアクションのジャンルでも才能を遺憾なく発揮しているんです。
ノスタルジックと、合作映画としての壮大さから生み出される唯一無二の世界観を、ぜひご覧ください。
②『たそがれ清兵衛(2002年)』
2002年公開の映画です。
時代劇と侮るなかれ、退屈なシーンなどなく、人間の心模様が常に心にやわらかく刺さり、広がりをみせていきます。
タイムスリップにも似たような感覚です。
タイムスリップしたことないですけど(笑)。
監督は山田洋次監督が務め、主演は『SHOGUN 将軍』でも有名な真田広之が演じています。
心の芯に響く名作をぜひご覧ください。
③『壬生義士伝(2003年)』
2003年の映画です。
監督は『おくりびと』『ぽっぽや』『陰陽師』などを手がけた滝田洋二郎監督、音楽はジブリ作品などで有名な久石譲、主演は中井貴一が演じています。
主人公の独特な方言がとても印象深く、一度観たら忘れられない作品です。
「おもさげながんす」という台詞は、観たら思わず口にしたくなってしまうでしょう。
名だたる新選組のわき役が、今作では主役という作品ということは、すっかり忘れていました。
ただただ深く滲んでいく感動があったことは幾年月経っても覚えていて、時々思い出すんです。
この感動だけは忘れてはならない1作となります。
④『8月のクリスマス(2005年)』
2005年の映画です。
韓国映画のリメイクになります。
主演は山崎まさよし、ヒロインは関めぐみです。
ノスタルジックな世界観の中に、主人公のせつない恋心が浮かび上がります。
かといって悲しみだけが終始押し寄せるような映画ではなく、とても温かい作品なんです。
エンディングに流れる山崎まさよしの歌声に、ぜひ心を重ねてみてください。
⑤『ホワイトアウト(2000年)』
2000年の映画です。
織田裕二が主演を演じています。
私はこの映画を観て、織田裕二がこんなにアクションができる人だったことに驚いたことと、
邦画でこんなに面白いアクション映画が撮れるのかと、ダブルで驚いたことを今でも覚えています。
歴代のアクションジャンルの邦画で右に出るものはないのではと自負しているほどです。
それほど疾走感やハラハラ感に目が離せない映画です。
とにかく日常を忘れて夢中になりたい方はぜひご覧ください。
⑥『座頭市(2003年)』
2003年の映画です。
監督・脚本・主演ともに、北野武が務めます。
盲目の剣士によるアクション活劇といったところでしょうか。
タップダンスなど北野武の世界観が光る作品です。
当時に私が観た印象として、終盤の展開にとても驚きました。
私が少し鈍いだけかもしれませんが(笑)。
途中で気づいている人は割といるみたいです。
物語そのもの、そして驚きの展開を楽しんでください。
⑦『菊次郎の夏(1999年)』
1999年の映画です。
こちらの作品も監督・脚本・出演ともに、北野武が務めます。
久石譲の音楽を聴けば作品を思い出す方もいるのではないでしょうか。
ビートたけしとしてのお笑いの要素、ふんだんに溢れる夏の情景、気取らない掛け合いや、少し胸に刺さる温かなシーンが印象的な映画です。
この映画を観た時、まるで菊次郎が自分の家の近所のおじさんで、一緒に夏休みを楽しんでいるような、童心に帰ったような心持ちになりました。
夏の暑さにすっかり慣れたタイミングで観ると、一段と楽しめるかもしれません。
⑧『明日の記憶(2006年)』
2006年の映画です。
若年性アルツハイマー病と診断され苦悩する主人公を、渡辺謙が演じます。
自分が日々何かに苦悩していると思う心の部分を、ぜひ重ねてみてください。
感動と温かさで、少しでも元気が湧いてくるかもしれません。
実際にこの作品の主人公のように苦悩している人が、今も日本の、世界のどこかにいるんだと思うと、苦悩しているのは自分だけじゃないという気持ちになれると思います。
⑨『南極料理人(2009年)』
2009年の映画です。
南極という極限な環境の中で、料理を通じてほのぼのとつづられる心模様は、何度も観たくなるような作品となっています。
主演の堺雅人は『半沢直樹』などシリアスな描写が多い作品への出演が目立つ俳優さんです。
一方でこの作品は、そんな堺雅人さんの柔らかな表情が生かされていると個人的には思っています。
日常系の作品が南極を舞台にしたらどうなるのか、面白いのでぜひご覧ください。
⑩『チャイニーズ・ディナー(2000年)』
2000年の映画です。
監督は堤幸彦監督が務めます。
この作品の特徴は、出演者が3人であることと、密室かつ終始1部屋で物語が展開されることです。
私は当時この作品をWOWOWで観ました。
息をのむ心理戦や緊迫感に、いつの間にか夢中で見入っていたことを今でも覚えています。
柳葉敏郎とIZAMという異色の組み合わせにもご注目ください。
冬に温かさを見出す
冬も心は温かく♪