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※またネタバレほどの内容開示はないですが、一部の内容公開を含みます

2025年の映画です。
タイムリーに映画館で観てきました~♪
主演は芳根京子さんと、 King & Prince の高橋海人さんが演じられています。
機微

この物語は男女の身体が入れ替わるというストーリーですが、
それを15年の歳月をかけて暮らしていくという、新しい展開を見せていく作品になります。
ここですごいのが、上手いとしか言いようがない、主人公お二方の演技力です。
入れ替わりの定番のストーリーの軸として、男が女を表現し、女が男を表現していくというのがあると思います。
それだけじゃないんです。
細かなしぐさや行動まで、あくまでそれとなくですが演技に2人は織り込んでいます。
そこがこの映画の完成度を高くしていると思うんです。
とても機微に尊い作品だと思います。
ありふれた上には

物語というのはどの作品であっても、現実の有り様に一捻りを加えて面白いストーリーが誕生するかと思います。
この作品においては、とてもありありとした日常に、非日常的なエンタメ性として「入れ替わり」が描かれています。
例えるなら、海の上に線路を浮かべ、その上を列車が当たり前のように走っていくような、そんな光景と在り方が似ています。
余計なインパクトを省いたそれは、誰の心にもスッと入りこんでいくような、そんな作品に仕上がっています。
ほんとうに

ほんとうにつらいのは、いつも明るく笑顔で元気に過ごしている人だと思います。
表立って常にいつも明るくというのは、なかなか難しいところです。
そんな中を、そんな日常を突き進むのは、とても骨が折れるところだとも思います。
もっと言えば、とにかく明るく元気でを毎日絶え間なくやれている人というのは、
力の源が当たり前のようにその人の心の中にあるのでしょう。
ただ自分のキャパシティーを知らない場合は少し危ういかなとも思っていて、
なぜかというと、その人自身のキャパを超えるというのは、=命の前借りをしている、
ということにつながると思うからです。
あくまで大げさにそして長い目で見た時の話ですが。
明るく元気な存在というのは、大抵の場面ではみんなに元気を与えるー誰が見ても良き存在になります。
一方で、もしその人が長い目で見た時に悪い反動・影響が出るのだとすれば、それは周囲の人にとっても望まないことです。
今この文章を読んでいるあなたは、無理していませんか?
すれ違うのが

心境のすれ違いというのは、人生の中でとても必然的に起こるものだと思いました。
なぜかというと、多くの人は心に愛を持っているからです。
その愛により、加えて国民性など様々な要素も相まり、お互いの行動に対して「配慮する」という言動が大抵は生じるからです。
その配慮の先にあるのは「受け手の価値観」であり、配慮した側の言動の結果というのは、受け手の価値観による解釈によって、
良いものにも悪いものにも変換することができてしまいます。
ここが人間関係の難しいところだ(泣き笑😂)。
違和感なき

作品では違和感なき演じ方と歩き方があります。
例えばそれは、
女子高生時代を演じた、西川愛莉さんの少しガニ股になった歩き方だったり、
芳根京子さんのサンドイッチの頬張り方だったり、
高橋海人さんの言葉選びの間だったりします。
随所に、入れ替わった上での男らしさや女らしさがちりばめられています。
どうしようもない中を、私たちは

どうしようもない中を、私たちは生きていると思います。
画面の中で報道される凄惨なニュース、一方では明るいニュース。
エンタメに観られるようなホットなシーン、感動的なシーン、笑えるシーン。
現代での流行り廃(すた)り、田舎や都会へのレッテル、世界に対してのレッテル、世界から見た日本に対してのレッテル。
全て元を正せば、長い長い年月を経て生き続けるこの地球の本当にほんの片隅で淡々と起こっている出来事にすぎず、
ある意味私たちはいろんな情報に踊らされてしまっているーなんて言ってしまえばそういうことにもなります。
本当に物は言いようで考えよう、捉えようなのですけれど。
ありとあらゆる交流の場での人間関係だってそうです。
ほんとうはそこには「愛」しかないのです。
「愛」に潤っているからこそ、私たち人類は栄えてきて、
こうして日々を当たり前のように過ごせています。
乾いた砂漠にもオアシスがあるように、下流に上流があるように、温泉に熱く煮えたぎるほどの源泉があるように、
本当はどんな場所においても、真ん中のところには必ず愛がひそんでいるはずです。
しかもきれいで美しい愛が。
もしあなたが忙殺された日常を過ごしていて、そしてそんな日常が決して望まないものであるなら、
その日常はとてももったいのないものとなっていることでしょう。
時に間違ったことをしたり、失敗したり反省したり、
もめたりもめなかったりケンカしたりしなかったり。
ほんとうに煩わしさは大なり小なりみなさん日々感じているかと思います。
かくいう私も、いろんな人の愛を真正面からは受け止め切れていない自分と日々闘っています。
どうしても、これまで自分自身が生き抜いてきた中での「我」というものが邪魔をして、
受け止めることにストレスを感じてしまいます。
ああ、まだまだ成長だと思います。
みんな心の片隅では誰しも思っていることだとも思います。
エンタメを

エンタメを逃げ込んでいく場所ではなく、救いを求めに行く場所にしてほしいものです。
この作品を観て、作品自体を、これからの現実とエンタメとの架け橋としていってください。
あなたがエンタメを「日常から逃げ出すためのツール」にすることから、
エンタメを「日常に活かすための存在」に昇華していけますように。